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お客さまインタビュー

「飲食を通して人を良くしたい」 共通の価値観とそれぞれの個性

アトリエ花風里で手作りされたお客さまに、インタビューをさせていただきました。
今回は、結婚指輪を制作されたM様ご夫妻です。

奥さまがご都合によりインタビューに参加できなかったため、旦那さまのみのインタビューとなりました

花風里で指輪を作ることにした理由は?

一番最初はブランドの指輪屋さんを回っていました。 奥さんと一緒に4、5軒回ったんですが、ふたりともあまりしっくりこなかったんです。

それからお互い仕事が忙しくなってしまい、半年か1年くらい指輪のことは忘れていました。
で、あるとき「あらためて指輪を買おうか」という話になったんですが、既製品以外にも、自分たちで手作りできるお店があることを知って、それなら手作りにしようということになりました。
関東で作れるお店を何社か探して、最終的に花風里さんに決めました。

指輪を作る前に不安はありましたか?

常日頃買うものではないので、素材や価格面の不安がありました。 僕らはプラチナとかゴールドとか、素材に対して知見が無かったので少し不安でしたね。 どういう素材がどのくらい持つのかとか、自分たちの感性に合うのかっていうのが何もわからない状態だったので。

でも、作るって決めた後はそんなに不安はありませんでした。 色々細かく説明していただいたので、安心して進めましたね。

他のお店とは比較検討しましたか?

3件くらいですかね。 お店には行かなかったんですけど、メールで他の手作り指輪のお店から相見積もりは取りました。 有名ブランドの指輪には興味が無かったので比べませんでした。 ブランドで決めるというよりは、自分たちの想いを形にしたいというのが強いので。

どんな指輪を作られたんですか?

ふたりの好みから、素材はゴールドを選びました。 僕らは比較的手が大きいので、幅が太い指輪のほうが似合うとオーナーからご提案いただきました。 サンプルの指輪を着けたときに、嫁自身も 「確かに」 と納得した様子でした。 それで太めの指輪を作ることにしました。

僕らはふたりとも飲食業なので、「食」 というのをコンセプトに考えました。 「食」 の漢字を上下で 「人」 と 「良」 に分解しました。 つまり、「人が良くなる」 と書いて 「食」 になるんです。 「飲食を通して人を良くしたいね」 というのがお互いの気持ちにあって、それを表現した形です。

それと、少しわかりづらいんですけど、「良」 の上の点をダイヤモンドで表現していて、お互いのリングに分けて入れてあります。 ダイヤの周囲は半円状にお互いの素材を変えて、組み合わせると一つの円になるようにしました。 それが、ふたりに共通で大事なところ、食をテーマにふたりで協力していくということを表しています。

また、それとは別に 「笑」 と 「恕(じょ)」 という字も入れました。 僕の指輪には 「彼女を笑わせ、笑顔になってもらえるように」 という気持ちを込めて 「笑」 を、嫁の指輪には 「相手を思いやるという」 意味を持つ 「恕(じょ)」 を入れています。 僕らがおのおの持っている、相手への誓いの一文字です。

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