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花風里の手作り指輪

後悔しない指輪選び ―30年以上長持ちする指輪

指輪を選ぶ時に重視してほしいポイントがあります。
それは、長年の装着に耐えられるものであるかということ。

デザインの好みやファッション性だけで細身のデザインを選んでしまうと、後悔することになりかねません。 指輪は生涯に亘って身に着ける宝物ですから、価格や流行りに流されず慎重に選ぶことも大切です。

簡単に曲がってしまう指輪を選ばない

少し驚かれるかもしれませんが、市販品の指輪の中には比較的短期間で曲がる(変形する)指輪があります。 ファッション性を強調して細身のデザインを売りにしたり、見栄えを変えずに地金の量を少なくして価格を抑えたり...といった具合です。 世界情勢の影響で地金相場が高騰している昨今では、特にその傾向ががみられます。

金・プラチナは柔らかい

元々の金・プラチナは金箔やプラチナ箔になるくらい柔らかい金属です。 それを宝飾品にするために、別の金属を混ぜて硬度を高めた合金にしたものが、一般的に地金として使われる18金やプラチナ900などです。

しかし、これら18金やプラチナ900も、日常生活で装着していると10年で0.1mm程度削れていきます。 そして指輪の厚みが1.2mmを下回る頃から急に脆くなってしまいます。 指輪を選ぶ時は、予めこれらを考慮してデザインを決めることが重要です。

地金量は商品価格に影響する

市販品の中でも、30年以上の使用に耐えるよう厚みを設定しているメーカの指輪は、作りもしっかりしています。 しかし、使う地金の量が増える分、価格にも影響してきます。

ちなみに、世界的に知られるスーパーブランドでは、100年保つことを念頭に指輪を設計します。 高価な値段設定には、それ相応の理由があるのです。

花風里が推奨する厚み

アトリエ花風里では、指輪の厚みは1.7mmを推奨しています。 この厚みであれば、10年で0.1mmずつ擦り減ったとしても、30年後で1.4mmが残ります。 つまり、その間にサイズ直しをする必要があっても、指輪の寿命を十分に保つことができます。

このように、結婚指輪のように長く着けることを想定するなら、見た目のデザインだけでなく指輪の耐久性も考慮することをお勧めします。

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